迷走大家族
(2008.MARCH)

記念日当日より仕上がりがだいぶ遅れてしまったけど、バハラグ12周年記念絵です。
ビッケバッケがうっかり釣っているのはタコならぬペルソナ艦。
 (ペルソナ艦の外観ってゲーム内で一瞬しか画面に映らないので、こんな見た目で合っていたかどうか
 かなり自信が無いです。そのうち確認プレイして画面写真でも撮っておこう)


構成としてはおととしのバハラグ誕生日記念絵と共通する感じの絵ですが、今回の方がある意味
「如実度」がずっと高い気がしなくもありません。
もし仮に私がバハラグをまったく知らない人から「バハラグってどんなゲーム?」
と聞かれた場合、この絵を出して「私の認識ではこんな感じのゲーム」と答えれば
まあだいたい嘘はついてないかなという気がする。


 背景は、マグリットの代表作「大家族」という絵がネタ元になっています。→本来はこんな感じの絵
 この絵そのものは当然バハラグと何の関係もない作品ですが、私の頭の中では
 この絵はバハラグのエンディング(というか、もう少し具体的に言うと
 アルタイルから見たオレルス?)のイメージにすごく似合う気がしています。
 空が開いて向こうに別の空がある風景、「こちらが晴天・向こうが曇天」なのではなく逆である所、
 その境界が「鳩」の形をしている所、そして「大家族」というタイトル。
 そういう所が私の思うバハラグに通じるものがあるなと。



以前に別の所で、『反乱軍のみんなは「遠大な大義のため一丸となって」とかいうより、
自分やその周囲の小さな幸せに憧れてがんばっているような印象がある』と書いた事がありますが。
バハラグの皆はつまづいたり駄目な所があったり弱さを抱えていたり色々と大惨事になってたりして、
でもそんな中で彼らなりに、かっこ悪くてどうしようもないけどどうにかしようとしている感じが
ものすごく好きです。
元から颯爽とした人が英雄的に世界を救うからかっこいいんだ、という素敵さではなくて。

そんなバハラグと、オレルスの世界の人たちが何年経っても大好きです。
バハムートラグーン12周年おめでとう。


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*サイトのトップ絵として展示していた期間は、BGMとしてこちらのMIDIを使用しました。
WindSphereさまの「sandglass」という曲をお借りしています)




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