燃える世界樹
(2006.DECEMBER)

バハムート。
最初は練習絵のつもりだったのでテンポラリーに入れようと思っていたものの、
なんとなく気分的にこっちに持ってきました。
(「以前にもほぼ同じ構図のバハムート練習絵を描いた事があったっけ」と途中で思い出したので、
せめて塗り方を変えてみた)

バハムートの角を描いていると、いつも「樹みたいだな」という気になります。
そして実際、静かな時のバハムートは、ものすごい樹齢を経た巨木のような気配がある竜なのではないか…
というイメージがなんとなく頭の中にある。
一方で、バハムートが召喚されて力を使う時にはその角が火炎の冠のようにも見えたりとか、
そんな感じだといいなとも想像しています。



昔からしばしば思うのですが、バハラグのバハムートはよく見ると黒っぽい色が入る部分が多く、
色つきで描いてみると意外と悪役じみた印象がある気がします。
「寄らば大樹の陰」という言葉があるけど、穏やかな時のバハムートの傍にいると
老賢者のような思慮深さや包容力の伝わってくる存在なんだろうなと思う。
でもその炎に焼き尽くされる敵から見たら、これほど悪魔じみた恐ろしさを感じさせる相手も
ちょっと無いのではなかろうか。
その大樹のような姿と炎のような姿、相反する二つの性質が同居している所が
バハラグのバハムートの大きな魅力だと思っています。


 以前に別のページで、「バハムートは強大な力を持っているからこそ
 軽々しく力をもてあそばない人なんだと思う」と書いた事がありますが。
 他の神竜は、力の乱用や破壊や殺戮にあまり躊躇を感じていないような印象があるけれど
 (そして彼らについては、そういう所もまた祟り神っぽくて好きなんだけど)
 バハムートはそうではなく、力で傷つく者の痛みを知る事ができる人なんだろう。
 でもオレルスの6体の神竜の中で、最も凶悪な破壊力を持っているのはそのバハムートなわけで。
 自分がゲームをプレイしている時には、平気でバハムートを召喚して帝国兵やアルタイル兵を
 殲滅させちゃったりしていますが、真面目に考えるとそういう時のバハムートの心は
 決して明るいものではないんだろうなと思います。




■■糸玉を辿る■■