子供時代版エカ&アナ。
数カ月くらい前、速水螺旋人氏の作品集を買った頃に
「速水氏といえばロシア→ロシアといえばエカテリーナ&アナスタシア」
という連想でなんとなく描いた絵だった記憶があります。

以前に「アナスタシアはイギリスっぽいイメージがある」と書いていたように、
アナについては単品だと別にロシア風の印象が強いわけではないのですが。
(「エカテリーナ」が明確にロシア語読みな名前なのと違って、
「アナスタシア」というのは非ロシア語圏にも存在する名前だからだと思う)
しかし「エカテリーナ」と「アナスタシア」で二人一組になると、
これはやはり有名なロマノフ家の人名が元ネタなんだろうなと思うわけです。
 そしてアナスタシア・ロマーノフといえば夢野久作の「死後の恋」……
 いやなんでもありません。



…と、ロシアがどうとかと言っている絵の割に、
右上の街路名表示はなぜかイタリア語になっていた事に後から気付いた。



ところでエカやアナは、そもそも序章でゲーム内に初登場する時点で
10代前半くらいのかなり幼い魔導士だと私は思っています。
なので子供時代と言っても、原作内の姿とさほど大きな隔たりがある印象ではなかったりする。

同じ理由で、原作内での言動にまだまだ青さの残るナイトトリオなんかも
(なにしろ現段階ですら割とガキっぽいし、それに加えて彼らはバハラグの登場人物としては珍しく
「こんな子供時代を送っていた」という確実なオフィシャル設定があるので)
公式描写の延長線上に昔の姿がすんなり浮かびやすい気がするキャラであります。

 ビュウあたりになると、私の脳内のビュウは割と得体が知れないというか
 よくも悪くもしたたかで可愛げのない気配が強いので、「そいつの子供時代」
 というのが即座に想像できない…。




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