帝国一般兵の一種、センチェリオン。
元のドット絵の雰囲気だと、もう少し細身というか軽装兵っぽい空気があるのですが
この絵はそれよりややガチっとした雰囲気になってしまった気もします。

 あ。よく見たら「右手に盾・左手に武器」の形になっている。
 でもこれ元のセンチェリオンの戦闘グラフィックもそうだったりするのです。



今まで私はセンチェリオンをゲーム内で見て、1のような印象で把握していたのですが
この絵を描くためにドット絵をよく見てみたら、もしかして2なのかなと思いました。
真実はどちらなのか例によって判断のしようがないのですけども、
今回は2のつもりで描いてみました。


   

剣や斧ではなくけっこう変わった形の武器を持っている所も印象深いです。
分類的にはウォーピックとか戦鎚というやつになるのかな…
書籍などを見ると、この手の武器は「鎧を着た相手の装甲を貫通するには最高の威力を発揮した」
と書いてあったりするけど、いかにもさもありなん。


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ところで、ゲーム内では彼らは「
センチリオン」という表記になっているものの、
これ意味を考えると「
センチリオン」(centurion=百人隊長もしくは百卒長。古代ローマの軍人の役職名の一種らしい)
の誤字なのでは…という気がずっと前からしてなりません。
 攻略本の中で一カ所だけ「センチュリオン」の表記になっている箇所があって
 普通に見るとこっちの方が誤字チックに見えるんだけど、実は「センチェリオン」の方が
 ミスなのではないだろかと個人的には思っている。


余談ながら、バハラグの装備アイテムとして「ロンギヌス」という名の聖属性の槍が登場しますが
(エヴァンゲリオンで重要モチーフに使われたため、一躍有名になった感のある固有名詞でもあります)
あれはキリスト教の聖ロンギヌスという聖人の名が由来になっています。
で、この聖ロンギヌスさんは元ローマ軍人の出身なのですけれど、彼の軍人時代の役職が
「百人隊長=センチュリオン」だったという伝説になっているそうです。
百人隊長聖ロンギヌス。なんともかっこいい肩書きだ。
ちなみに「ロンギヌス」という人名の方は、ギリシャ語で「長い槍」という語源があるらしい。そのまんまだ…





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