あの滅亡時の戦争で、カーナ軍でも力や経験のある人材はだいぶ死んでしまってるのだろうし。
(だから序章で、あの時点ではずいぶんな少年兵とおぼしきナイトトリオとかが
防衛戦の要を任されているんだと思う。
ぶっちゃけ、そういう状況でなければビュウも、いくら有能だとしても
序章時点の年齢で軍の花形たる戦竜隊の隊長って事はなかったのでは、と思っています)
ひとまず戦争のない世界になったとは言え、復興後のカーナ軍にとって
若い割にあれだけの実戦経験と強さと三者三様の能力を持っているのがいたら、
騎士として助力してほしい事はたくさんあるのではと思う。
そんなこんなを総合して。
トリオの終戦後ライフは、基本的には商人だけど、一方で戦竜隊やナイトの立場も捨てずに生きているといいな…
と個人的には思っています。
(単に「どっちも取りたいから両方やってて」というだけの超わがまま&欲張りな発想なんだけど)
名誉軍人とか戦竜隊の非常勤講師とか特別顧問とか、そんな感じでエンディング後も騎士をやめてしまわず
しばしばカーナ城で相変わらずな姿を見せてたら楽しいなと。
同様にビュウも、基本的にはバハムートライダーとしてオレルスの保安官を務めているけど
実は彼はカーナ軍籍と戦竜隊長の肩書きを終戦後も保持していて、トリオが城でどたばたやっていると
いつの間にか後ろにいてツッコミを入れたりしてるといいなと勝手に想像しています。
「ビュウが終戦後も軍籍を持ってるんじゃないか」と想像する理由はもう一つあるんだけど、
それは今書くとやや脱線するので別の機会に。
(※あ。あとこれ、もしかして人によって想像図が違う所かも知れないので補足しておきますが。
私としては「復興後のカーナにも、戦竜隊という部署が再建されてごく普通に存続してるだろう」
とナチュラルに思ってるので、上の妄想はそれが前提になっています)
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バハラグというストーリーの全体的な雰囲気から言えば、
「終戦後のトリオは、ナイトも軍もビュウの舎弟もすっぱり卒業しちゃって
ビュウと離れて自分たちの道を歩んでいくけど、それが年月の必然であり彼らの成長であり
それが大人になるって事さ…(fromビュウ語録)」
というルートも、ある意味バハラグらしくて十分ありそうな展開だと自分でも思うのですが。
しかし戦竜隊なる概念が好きな者としては、やはりちょっとそれは寂しいなというか。
ありていに言うと「ナイトを捨てたナイトトリオ」や「彼らの隊長でないビュウ」が想像できない。
あの物語の中では変わっていく物・移ろっていく物がいろいろあって、
それが一種バハラグのメインテーマでもあると思っています。
(フレデリカが、後半かなりヤク中が進行している時に「みんな変わってしまうのね」みたいな台詞を言うけど)
けれど、だからこそそんな中でもずっと変わらない物もあってほしいと願望するわけで、
私にとってはその一例が「ビュウとドラゴンとナイトたちの戦竜隊」という構図だったりするのです。
■■糸玉を辿る■■