キャラ設定や絵の構図の完成形が決まるまでにいくつも没ラフが出るのは毎度の事なのですが、
今回の「黒いゆうれい船」は、特に没ラフの量が多くて四苦八苦でした。
表紙の構図も、いつもは1・2パターンほど案を出して「OKです、これで行きましょう」
と決定になる事が多いのですが。
今回は、どういう内容の絵にすればいいのか私がなかなか把握できなかったためもあったりして
これに決まるまでに没パターンが4・5種類ほど出てしまいました。

でも仕上がりを見ると、(絵はともかく)「少女海賊ユーリ」の字が乗っている旗の赤い色が
全体を引き立ててくれていて、そこの部分はきれいで気に入っています(笑)。
この旗の色や題字のデザインは、私ではなく出版社の方が作ってくださる部分なので
今回はいつもにも増して担当の方に感謝しております。






■■糸玉を辿る■■