524日号





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「少女海賊ユーリ」の5巻目のイラスト作業が終わりました。次回の更新の際に、詳細をお知らせできると思います。

ところで先日、DVDで「ミニミニ大作戦」の映画を見ました。
この映画の冒頭はヴェネツィアから始まります。
ヴェネツィアの街並みは、路地に入ると急に視界が遮断されて現在位置がわからなくなりがち
(ゆえに街を歩いているととても迷いやすい)なのですが。
狭いフレームで街の風景や地図を切り取っていくオープニングの演出は、そういうあの街の感じをうまく再現している気がして
なかなか洒落ているなと思いました。

さて、ヴェネツィアの市内には車が入れないようになっています。警察のパトカーも例外ではありません。
(ローマやフィレンツェではそのサイレン音がしょっちゅううるさく響いていたので、パトカーは妙に印象に残っている)
なので私と母が最初にヴェネツィアを訪れた時は、「車が来ないっていいなあ」などと言いながら道を歩いていたのですが。
その時、どこからかあのやかましいサイレン音が!
「えっ、どこにパトカーが?」と一瞬びっくりした時、「POLIZIA(警察)」と大書したパトカー……ならぬパトボートが
近くの運河を(サイレンの大音量をまき散らしつつ)猛スピードで通過していき、目が点になった経験があります。
ヴェネツィアのパトボートにはそんな思い出があったので、この映画の序盤でそれが登場していたのは
個人的にちょっとニヤリとしたところでした。


↑これがその写真。でもあの映画に出ていたのとはデザインが違ってたような気がします。
これを撮ったのはもう何年も前なので、その後モデルチェンジしたのかも知れません。



しかし映画後半の逃走シーンで追ってくる黒のバイクライダーとヘリは、「ロードオブザリング」の
ナズグルみたいな雰囲気だったなあ。
ちょうど「ブラックライダー=黒の乗り手」だし。
してみると、あのヘリに乗っている悪のボスがアングマールの魔王というわけか。
あ、考えてみたら「悪のボスにお父さんを殺された娘が、一撃ぶちかまして仇を討つ」という図式まで一緒だ(笑)。
(まあセオデンとエオウィンは実の父娘ではないですが)





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