一枚目の写真よりも、もう少し島に近付いた時に撮った写真。

この島に行くには、ヴェネツィア市内の「フォンダメンタ・ヌオーヴェ」という
停留所で水上バスに乗れば良いのですが、どうもその停留所の近辺には
葬儀屋や墓石の工房がよく目につくような気がしました。
須賀敦子さんの「ヴェネツィアの悲しみ」というエッセイの中でもそんな記述の一文があったので、
この辺りに葬儀屋が多いのはやはり事実なのかも知れません。





サンミケーレ島の霊園入り口の装飾。
まっ白な彫像なので少しわかりにくい写真になってしまいましたけども、
青銅でできた天秤と槍を持って竜(=サタン)を退治する天使ミカエルの像です。
「竜退治」というモチーフは、以前に
こちらで言及した事のある聖ゲオルギウスと同じなので
ミカエルとゲオルギウスは少しだけ紛らわしいですが、ミカエルの場合は翼があるため
「これはミカエルだな」と特定できます。





サン・ミケーレ島の船着き場。
向かって左の方が水上バスの止まる桟橋で、右の方には
一つ前の写真に映っている霊園の入り口の門があります。




■■糸玉を辿る■■