CatsPanicシリーズ 


 vol. 1 血みどろの古代遺跡

 TRA.が発行しているSWORD WORLDリプレイ本、「CatsPanicシリーズ」vol. 1 血みどろの古代遺跡の冒頭部分です。

GMとりあえず新キャラ二人(アルテア・アスフィリア)はちょっと置いといて、その他の人たちから始めましょう。
アルテア置いとかれてしまった。
GMえー、皆さんタイデルの冒険者の店にたむろしているかと思うんだけど。ルチルとかボンド(※この二人はタイデル出身者)は一体どこらへんにいるんでしょう?
ルチルルチルは多分、実家にいるだろうな。
GM実家ね。ボンドは…酒浸りになってるか?冒険者の店で。
ボンドだろうな。
GM現在みんなは冒険者の店で噂話でもしてるわけです。最近、行方不明者が多いとか家出人が多いとか。
アルテアそうだったんですか?…とか言いながら、あたしはこの場にいない人間だ。
GMで、なぜか今日は朝からチャイを見ていない。
ロビーナおや?どっかで遊び歩いてるのか?
GMさて、一方その頃…(アルテアとフィーを指して)はいそこの二人。どこから来たのかは知らないけれど(一同笑)とにかくタイデルの街外れを…。
アルテアさすらってしまっているんだ。
ルチル女の二人組ってのも珍しいな。
GM二人は冒険者の店へ行こうと歩いておりました。
アルテア歩いています。
GMするとですね。前方で何やら、グラスランナー娘と大男さんが口論しているようなのが見える。
ルチルさあどうする?
アルテアその辺の店に入ろう(一同爆笑)
GM(困って)えーと。アルテアは無視して行くのかな?
アルテア知らんぷり。
GMそうするとグラスランナー娘ちゃんに対して、そのでっかい奴さんは…
ロビーナその「さん」をいちいちつけるのは…
ルチルいいよいいよ。話を進めよう。
GM(刀を抜く真似)こう、シャランと抜いた。
アルテアおおっ抜いたぞ抜いたぞ、って野次馬に加わる。
GMチャイ…じゃないや。グラスランナー娘は、何かを抱えてるように見えます。
アルテアん?娘を観察する。
GM飛び跳ねてるよ。で、チャイ(言ってしまった)はアルテアの方を一瞬ちらっと見る。
アルテア念のためメイスに手をかけておこう。
フィーあたしは呆然として眺めているからね。
GMはいはい。するとチャイは…いやグラスランナー娘は困り果てて、「もってて」と言うと、抱えていた物をアルテアちゃんに押しつける。
アルテア押しつけられた。何を?
GM猫だ。チャイの方は、しょうがないから大男さんと戦うんだな。二人はどうします?無視して行く?
アルテア猫をかわいがろう。
フィー何よこの猫。気持ち悪ーい(※彼女は猫嫌いという設定)
アルテアあー!ひどいじゃないか。世の中には動物愛護協会というのがあるのを知らないのか(←フォーセリアにもあるのかな?)
GM毛並みはいい猫なのですよ。白猫で…
アルテアまっしろけか。目の色は?
GM目はね…何色だ?青かな。
アルテアふんふん、かわいいかわいい。
GMさて、その間にチャイは男にボーラを投げつけた。当たったかな?(ダイスを振る)あら当たったわ。というわけで男がボーラにもつれて倒れたのを見ると、グラスランナー娘ちゃんは猫を受け取って…
アルテアはい(渡すふり)
GM「ありがとう」と言って、冒険者の店とは反対の方へ走って行ってしまいました。
アルテアそんじゃまあ「お嬢ちゃん気をつけなさい」とか言って手を振る。
フィー何だったの?あれ。
アルテア知ーらない。気にするな、と言って冒険者の店へ行く。
GMその前にアルテアは、チャイが小脇に本のような物を抱えていたなあ…という事に気付いたよ。



GM一方その頃。場所はルチルの家です。
ルチルはい。
GMどんどん。「ルチルぅー、いる?」とチャイの声がする。どんどん、「チャイだよー。ルチル、いないのー?」
ルチルいる。扉なぐられたら、やっぱり開けてみるだろうな。扉を開けました。
チャイルチル、ご本よんで。
ルチルは?(一同笑)一瞬、事態が把握できていない。
ロビーナ子供がお母さんの所に絵本持って来るノリだなあ。
GMチャイは「ルチルはまほうつかいだから、この本よめるでしょ?」と言って…
ルチルあたしは本を渡されるんだな。
GM本は古代語で書いてあるよ。
ルチルうん、だったら読める。
アルテア上ですか、下ですか?(※上位か下位かという意)
ボンド真ん中ー。
GM(ボンドを無視して)下位古代語ですね。読んでみますと、何やら遺跡についての本のようです。
ルチルああこれはびっくり。貴重な本なのかなあ。
GMみたい。「あのね、ねこひろったらそれにくくりつけてあったの」とチャイが言っている。「ただね、そのねこさん、なんかごついおっちゃんにいじめられかけて切られかけて取られかけて、朝からずぅーっとにげてたの」
ルチルで、その男の人はどうしたの?
チャイボーラ投げたらころんだから、にげてきた。
ルチルやばいな、追っかけて来るかも知れないなあ。

 調べてみるとその本には…昔、空中都市レックス(※ソードワールドRPG・ワールドガイド参照)に似た別の空中都市を作ったらしい事、その都市は小型であるものの空を自由に移動する事ができたらしい事などが書かれていた。
ルチル私のイメージはラピュタだったりして。
ロビーナわかります、わかります。
ルチルこの本のことはみんなにも報告した方がいいね。
チャイうん。
ルチル猫はここに置いて行こう。家の人がいるから、面倒見てもらえるでしょう。
チャイでもねこさん、ちょびっとけがしてる。チャイ、連れていきたいな。かわいい。
ルチル私のお姉ちゃんの一人にプリーストがいるんだけどな。
ロビーナそのお姉さんて家にいるの?
ルチルいや、今は多分マーファの神殿に出かけてるんじゃないかな。神殿に行って、猫のけが治してもらいなさい。
チャイなるほど。じゃ、ねこちゃんとおわかれ。うっうっう(泣)
ルチルで、マーファ神殿経由で冒険者の店に行くね。
チャイねこさんをしんでんにあずける。
ルチル(GMに)預かってくれるよね。
ボンド多分、大丈夫じゃない?
チャイねこさんをおねがいしまーす。



ルチルその後ぐるっと回って来て冒険者の店に行くと、パーティのみんながいるわけよね。
ロビーナうじゃうじゃと。
ルチルやあー、こんにちわ。
ロビーナやあ。
GMすると、そのお隣にアルテアとフィーがいるんですね。「あっ、さっきの人だあー。」とチャイが喜ぶ。
ロビーナ知り合い?

 チャイとルチルはロビーナ達に事情を説明する。
ロビーナ(わざとらしく)ああ、これはびっくり(笑)
フィーふーん。同じパーティの人だったのね。

 さらに本をよく読んでみると、最後の方には空中都市の自衛手段に関する記述まであった。
ロビーナラピュタの雷だ。
GM終わりの所に、それまでとは違う筆跡で走り書きがしてあります。
一同うん。
GMそこには「かくて他の都市と同じく、この都市も力を失いて地に落ちた」とあります。
ルチルどこに落ちたんでしょうねえ。
GM本には墜落地点の地図が書いてあります。
ルチル場所はわかるかな?
GM地形から見ますと、タイデルから半日ほど行った辺りになるらしい。で、それによると「蛮族どもの手より守るため、最後の力により封印を施せり」という事だそうです。
ルチル見に行きたい。ぜひとも見に行きたい。
ロビーナ観光旅行気分だな。
ルチル当たり前でしょう(笑)
ボンドでも危なくない?
ルチル大丈夫。いざとなったらどうにかなるでしょ(←すごい。何の根拠もない)
ロビーナところで猫はどうしたの?治療するならこっちに持って来てくれれば良かったのに。
ルチルマーファ神殿でお姉ちゃんが面倒見てると思うよ。
ロビーナその猫、この本しょって来たんだよね。
アルテアすごい猫だな、考えてみれば。
ルチルでもそれを猫に縛りつけた人間がいるんだよ。猫が自分で縛るわけはないから。
ロビーナそりゃまあそうだ。
ボンドで、追いかけて来た男って、その後どうなってんの?
ルチルどっか探して歩きまわってんのかもね。チャイ、やばいよ。顔見られてるよ。シーフ技能で変装するのだ。
ギュゲスまあ冒険者の店にいれば正面きって殴り込んでは来ないだろう。
GMチャイは「猫みにいこ」と言っているよ。
ギュゲスチャイは店から出ない方がいいだろ。
ルチルじゃあ神殿から連れて来てあげよう。
GMところで、今は誰が古文書を持ってるの?
ボンド机の上に開いてあるんじゃないかな。
GMすると、店の親父さんが「それに似た本をどっかで見たような…」
ルチルえ、どこで?

 店の親父の話によると…まだ現役の冒険者だった頃にどこかの遺跡でよく似た本を見つけ、それを当時の仲間が引き取ったとのこと。その仲間は現在ソーサラーギルドの幹部をやっているので、おそらくギルドの書庫にその本を寄付したのではないかと話してくれた。
ルチル調べに行ってみようか。
ロビーナそうだなあ。猫はどうする?
ルチル(一同に)神殿から連れて来ようか?
チャイチャイ、ねこがすき。
ロビーナアルテアは?
アルテアアルテアも好き。
ロビーナじゃあフィーは?(笑)
フィーやだ。
ギュゲス連れて来るのは構わんと思うが。
ロビーナそれなら私は猫を引き取りに行くよ。
ボンドチャイはどうする?
ルチルチャイは、顔覚えられてるから留守番だ。
アルテアアルテアもやばいかな?
ルチルいや、アルテアは周りで野次馬と一緒に見てただけだから大丈夫でしょう。
フィー(アルテアに)ねえねえ、なんで私たち話に加わっているの?
アルテア気にすんな。猫はかわいいぞ(笑)
ルチルいつの間にか仲間になってる(笑)
ギュゲスおいボンド、絶対チャイを店から出すなよ。俺はシーフギルドに行ってくるからな。
ロビーナなぜシーフギルド?
ギュゲス大男に関して聞きに行く。
ロビーナなーるほど。
ルチル私はソーサラーギルドに本を持って行こう。ちゃんと袋に入れて、人目につかないようにするよ。
ボンド持ってく前に、地図の場所だけ写しとかないか?
ルチルそれって大変じゃないかな。
ボンドいや、大体の位置だけでいいよ。

 とりあえずロビーナが地図を写し(プリーストだけに、写本には慣れてるのかね?)その後、各自目的の所へ向かった。
GMじゃあソーサラーギルドから処理しよう。「何のご用ですか」と、受付嬢がにこにこしてる。
ルチルええと…冒険者の店の親父さんにかくかくしかじかという話を聞いたのですが。
GM「冒険者の店の店主さんの知り合いと言いますと…あ、カミールさんですね。なかなか評判のいい先生です」
ボンドルチルはその人に教わったことあんのかなあ?
ルチルま、多分名前くらいは知ってるだろうな。
GM「では呼んでまいります」と受付嬢が言う。「廊下を行った、その右の部屋でお待ちください」
ルチルじゃあ言われた通りにして。
GMで、少し経ってからカミールさんがやって来た。
ルチルやあこんにちわ。
GM「いやあ、話は聞いた」
ルチル実はこれなんですが、と言って本を見せる。
GM「ふむ」

 その昔カミールが見つけて書庫に寄付した本は、同じ遺跡について書かれていたらしい。また、その遺跡に興味を持って調べていた魔術士がいた事、さらにここ二・三週間ほど彼の姿が見当たらない事などを話してくれた。
GM「バラーダという男で、なかなか将来有望な魔術士だったのだが」
ルチルやばい。先を越されたかも知れない。
GM「彼をもし見つけたら、こちらに情報をよこしてほしい」
ルチルはいはい。で、その本は彼が持って行ってしまったんですね。
GM「いくつかは残っていると思うが」と言って、カミールさんは書庫に入って行きます。
ルチルあれ、本は一冊じゃないの?
GMいや、例の空中都市に関する本は数冊あったんだ。
ルチルじゃあ書庫について行って一緒に探そう。
GMえんえんと探しますと、すでにバラバラになりかけているような本が見つかった。
ルチル読めるよね。内容は?
GMさっきと同じような事が書いてあるけれど…最後に力の暴走で落ちた時、見事に上下ひっくり返るようにして落ちたと書かれてるよ。
ルチルじゃあその空中都市にいた人って、みんな押し潰されたのかな。
GMさらに、その空中都市には浮遊石がなかった代わりに人の精神力を動力として使っていたそうな。中に魔法陣を作り、そこに蛮族たちをたくさん乗せて精神力を吸い取っていたらしい。
ルチル六時間寝かせればまた再利用可能ってこと?
GMいや、ほとんど使い捨てだったらしい。
ルチルやだなあ。そっか、精神力を使って飛んでたのか。
GMというわけで、わかった事はこんなものですね。
ルチルちょっと気味の悪い事がわかっただけか。じゃ、どうもありがとうございました、と言って帰ろう。
GM「そうそう、バラーダを見かけたら必ず…」
ルチルはい、わかりました。

…と 言う訳でこの続きは本誌でどうぞ。


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